気管支炎の診断・治療
気管支炎
・気管支炎とは
気管支の粘膜に炎症が起きている状態で、咳や痰など呼吸器の症状を引き起こす病気です。
気管支炎は経過によって急性気管支炎、慢性気管支炎のいずれかに分けられます。
・主な症状
基本的には咳、痰、喉の痛みや発熱。他にも倦怠感や関節痛などの全身症状がおこる場合もあります。
小さなお子様は気管支が細く、ヒューヒューと苦しそうな音がする場合もあります。
・治療法
急性症状の多くはウイルスによる感染症で、治療の基本は安静と対症療法です。対症療法によって症状を緩和しながら治療を行います。
ウイルスが原因の場合、抗生物質は効果がなく十分な栄養と安静で免疫力を上げることも大切です。
慢性症状の大半は喫煙が原因ですが、汚染された空気やたばこの煙を長時間吸入することで慢性的に気道に炎症が起こっていることもあります。
胸部レントゲンや血液検査、培養検査など必要に応じて検査を実施します。
喫煙者の場合まずは禁煙。吸入薬なども使いながら呼吸機能を改善させ、症状緩和や原因除去をすることが治療の中心になります。